【2026年度予定】デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)とは?2025年度との違い・申請のポイント

【2026年度予定】デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)とは?2025年度との違い・申請のポイント

【2026年度予定】デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)とは?2025年度との違い・申請のポイント

「IT導入補助金」は中小企業・小規模事業者のデジタル化を後押ししてきた代表的な制度ですが、2026年度は 名称を「デジタル化・AI導入補助金」へ変更し、AI活用やDXをより前面に押し出す形で公募が予定されています。

重要:2026年度の内容は「公募開始前の案内(変更の可能性あり)」の段階です。最終判断は必ず最新の公募要領で確認してください。

この記事でわかること

  1. 2026年度(予定)制度の全体像(補助額・補助率・対象)
  2. 2025年度との違い(比較しやすい要点整理)
  3. 申請枠の選び方と、失敗しやすい注意点
  4. 公募開始までにやっておく準備

1. 2026年度は「デジタル化・AI導入補助金」へ(旧IT導入補助金)

2026年度は、従来の「IT導入補助金」に代わる制度として、 業務効率化・DX推進・セキュリティ対策に向けたITツールやAI導入費用を支援する枠組みが予定されています。 インボイス対応にも引き続き活用可能で、安価なITツール導入を含め幅広く支援する方向です。

  • 補助額:最大450万円/社(予定)
  • 補助率:1/2〜4/5(枠・条件により変動)
  • 対象:ソフトウェア、クラウド利用料(最大2年分)、導入関連費(保守・マニュアル・研修等)、導入後の“活用支援”など
2026年度予定 デジタル化・AI導入補助金の概要と2025年度との違い
図解:2026年度(予定)の制度ポイントと、2025年度との見比べに役立つ要点

2. 2026年度(予定)5つの申請枠:まずは「目的」で選ぶ

2026年度(予定)も、目的別に複数の申請枠が用意される見込みです。 ここを間違えると、導入したいツールが「対象外」になったり、補助率が想定より下がったりします。 まずは「何を改善したいのか」から逆算しましょう。

  • 通常枠:業務効率化・DXなど生産性向上に資するITツール導入
  • インボイス枠(インボイス対応類型):会計・受発注・決済+PC/レジ等の導入支援
  • インボイス枠(電子取引類型):発注者負担で導入し、受注者が無償利用するケース支援
  • セキュリティ対策推進枠:「お助け隊」掲載のセキュリティサービス利用料支援
  • 複数社連携IT導入枠:商店街等、複数者での面的デジタル化・決済導入などを支援

実務のコツ:「ツールから考える」と枠を間違えやすいです。先に業務課題(例:請求処理が遅い/勤怠が手作業/インボイス対応が不安)を言語化し、次に枠を決めるのが最短ルートです。

3. 2025年度との違い:大きく変わるのは“呼び方”と“打ち出し方”

現時点の公的資料ベースでは、2026年度(予定)の制度は 2025年度の枠組みを引き継ぎつつ、AI導入・活用支援の位置づけをより明確にする方向に見えます。 一方で、補助額上限(最大450万円)や、インボイス枠・セキュリティ枠などの基本構造は近い形で整理されています。

比較項目 2025年度(IT導入補助金) 2026年度(予定:デジタル化・AI導入補助金)
制度名称 IT導入補助金 デジタル化・AI導入補助金(予定)
主な打ち出し ITツール導入による生産性向上 IT+AI導入によるDX推進・業務効率化(より明確化)
補助額・補助率 枠により最大450万円、補助率は枠・条件で変動 最大450万円/補助率1/2〜4/5(予定)
対象経費 ソフト・クラウド(最大2年)・導入関連費・活用支援 等 上記を踏襲しつつ、活用支援の重要性を強調(予定)
公募時期 年度内で複数回公募(締切が設定される) 準備が整い次第、公募開始(予定)

補足:「2026年度はAIが必須になる」という意味ではありません。現段階では、AI導入も支援対象として明示される方向性が読み取れる、という位置づけです。

4. 申請の流れはどうなる?(基本は“交付決定前の発注NG”が鉄則)

補助金で最も多い失敗が、交付決定前に契約・発注・支払いをしてしまうことです。 この時点で補助対象外になるケースがあるため、導入スケジュールは「申請→交付決定→契約・発注→実施→報告→入金」の順で設計します。

申請から交付までの流れ(イメージ)
図解:申請から交付(入金)までの全体フロー。交付決定前の発注・契約は特に注意。

5. 公募開始までに“先にやっておくべき準備”

公募が始まってから慌てると、アカウント取得や必要書類で詰まりがちです。 2026年度の詳細が確定する前でも、次の準備は前倒しで進められます。

  • 業務課題の棚卸し:どの作業に時間がかかり、どこでミスが起きるか
  • 導入したいITツールの候補出し:会計・受発注・勤怠・在庫・顧客管理など
  • 導入後の運用イメージ:誰が使い、どう定着させるか(活用支援の価値がここ)
  • 必要書類の確認:法人・個人事業主で要件が異なるため事前に整理

ひとこと:補助金は「採択されること」より、導入後に成果が出ることが本当のゴールです。活用支援(導入後の定着)を含めて計画すると、投資回収が早くなります。

まとめ:2026年度は“AI時代のIT導入支援”へ。今やるべきは課題の言語化

2026年度(予定)の「デジタル化・AI導入補助金」は、従来のIT導入補助金の枠組みを引き継ぎながら、 AI・DXの文脈をより明確にした制度として準備が進められています。

いまの段階でできる最短の一歩は、自社の課題を1枚に整理することです。 「どの業務を、どのツールで、どれくらい減らすのか」が明確になれば、枠選び・ツール選び・申請準備が一気に楽になります。

※制度の正式内容は、公募要領の公開後に必ず最新情報で最終確認してください。

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